1.完璧主義の癒し方
「理想に達していない自分はイヤ!」と
完璧主義に苦しめられている人に向けて、
「基礎編」で次の手順をお伝えしました。
復習してみましょう!
- 自分が完璧主義だと自覚する
- 自分の完璧主義の考え方を受容する
- 「じゃあ理想を叶えるためには、どうしたらいいかな」と問いかけてみる
これをひたすら繰り返すこと!
もし何か心がザワザワ・イライラした時、
「もしかして完璧主義なのかな?」と自分に聞いてみる。
シンプルな方法ではありますが…
これを正しくこなしていくことは、案外、難しいんです。
シンプルだからこそ、自分の間違いにも気が付かないこともあります。
そこでこのページでは、
✓ 完璧主義を癒す時によくある間違い
✓ 正しく完璧主義を癒せなかったらどうなるか
✓ 完璧主義を”正しく”癒す方法
についてお伝えしていきます!
2.完璧主義を癒す時によくある間違い
①自分が完璧主義だと自覚する
②自分の完璧主義の考え方を受容する
③「じゃあ理想を叶えるためには、どうしたらいいかな」と問いかけてみる
この3ステップのうち、2つ目の
完璧主義の考え方を受容する
という場面でよく間違いが起こります。
まず、どんな間違いなのかというと…
完璧主義の考え方を受容するのではなくて、
なかったことにする
というものです。
詳しく説明していきますね!
たとえば…「後輩から話しかけやすい雰囲気をつくらないとダメ」という
完璧主義の考え方が自分の中にあったとします。
この考え方を受容しようとするけど
『「話しかけやすい先輩でいないと」なんて思わないようにしないと!』って
自分の考え方を抑え込んでフタをしてしまうことがあります。
これは自分の考えを受容したのではなくて、
そう思わないようにする=なかったことにする
という状態です。
では、【受容する】とはどういうことかというと…
『あ、私の中に「話しかけやすい先輩でいないと」という考えがあるんだな』
『私は「話しかけやすい先輩でいないと」って毎日、がんばっていたんだな』
と自分の考えを認めていくんです。
決して、「話しかけやすい先輩でいないと」という考えを
否定しないし、無理やり抑え込むこともしません。
このように完璧主義を癒そうと頑張ろうとした結果、
自分の思いをなかったことにする人がいるんです。
では、正しく自分の完璧主義の考え方を受容できないと
どんなことが起こるのか、説明していきますね。
3.正しく完璧主義を癒せなかったらどうなるか
完璧主義の考え方を正しく受容できずにいると
なかったことにされた考え方が心の中にたまっていきます。
これが蓄積されていくと…
心がパンパンで
いずれパンクします…!
パンクした心はぺしゃんこに…
そうなると、日常で得る感情の受け皿がなくなり
- 自分の本音が分からない
- 何をするのもめんどくさい
- 人に優しくできない
- 自分を労わる余裕なんてない
という状態になります。
せっかく「完璧主義を癒していきたい!」とがんばっていたのに
生きづらさを感じる生活に逆戻りしていきます。
もともと変わりたい思いがあったのに、もったいないですよね。
では、ここまで読んでくれたあなたが
正しい方法で完璧主義を癒していくためには、どうしたらいいのか…
最後にお話します!
4. 完璧主義を”正しく”癒す方法
完璧主義を癒せるかどうかは、
きちんと自分の考えを受容できるかどうか
に関わってくることをお話してきました。
結局、【自己受容】という言葉に結び付いていきます。
生きづらさを感じる場面、きっかけ、理由はたくさんありますが
根本を解決する方法は、どんな生きづらさも同じなんです。
正しく自己受容をすれば、すべての悩みがラクになります。
自己受容の方法は、こちらのページで学んでみてくださいね!